元インベストメント・バンカーの雪玉ころがし

資産の最大化と子供の将来を考えながら過ごす、40代の元テキトー金融マン。

【資産運用】2024年実績分析

ポートフォリオ時価総額年初来推移】

  • 米国の主要ベンチマーク(インデックス※)のパフォーマンスを下回るも、年初来+24.6%と絶対値としてはまずまずの成績。

  • 要因:
    ポートフォリオの約23.2%(2024年1月1日現在)を占める米国債、外貨建債券、現金は、変動幅の比較的小さいため、ポートフォリオ全体のパフォーマンスが主要インデックスのパフォーマンス(%)を下回る結果となった(保有株式は主要インデックスを上回るパフォーマンスだった)。自身のリスク許容度を鑑みると、この結果はやむを得ないものと考えている。

    ②想定以上に株式市場(日・米)が堅調に推移。調整がいつか入ることを見越し、有事に備えて一部利益確定を進め、キャッシュの割合を増やしながら次のチャンスを待っていた(積立投資は継続)。

  • 中期目標達成: 3月22日に運用金融資産が円換算で初めて3億円を突破(予定より2年前倒しで達成)。

    kunco.hatenablog.jp

  • 投資方針の修正: 運用規模と月々の円建てでのキャッシュ・フローが大きくなり、投資の目標達成が見えてきた。そのため、長期的な観点でより着実に目標(*1)を達成できるよう、リターンよりリスクを意識した運用に切り替えた。
  • リスクの削減①: 個別株式へのエクスポージャーを減らし、分散効果の高いETF投資信託に軸足を少しずつ移し始めた。また、ドルの累積配当金一部でクレジット・スプレッド(米国債との金利対比)で妙味が大きかった中期ゾーンの高格付け社債ETFを購入。
  • リスクの削減②: AIブームは当面続くと考えているが、どこかで調整も入ると思うので、エヌビディアの「投資金額相当分(4分の1弱)」を売却。
  • 新NISA: 成長枠では、年初に「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489:JP)」を一括購入(一時売却を検討したが、保有を継続)。積立NISAは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にフルスロットル。

【配当および不労所得の推移】

  • 実現利益は、前年同期比ベースで大幅に上昇。
  • ①グローバルREIT(毎月分配型)の買い増し、②(配当金および譲渡益の)高配当銘柄への再投資、③売却益(主にIPO)で高配当ETFおよび高分配金の投資信託(毎月分配型)購入により、総受領配当金額は大幅に増加(前年比+52.28%)。
  • 当初の目標であった、配当(分配金含む、円建てのみ*2)だけで「毎月税引き後25万円以上」の達成 (月平均は53.2万円*3)。
  • 譲渡益を含む実現利益は、前年同期比+39.49%。下期に初値の暴騰率の高かったIPOを割り当ててもらえたことが上昇の主因。
  • 賃貸収入を含めず、外貨建て配当・分配金んを含む税引き後利益1,000万円超えを達成。

 

【地域別】

※()内は、前年同期比

日本: 49.0% (+7.7%)

米国: 36.8% (△7.3%)

オーストラリア: 3.1% (△3.6%)

中国: 1.0% (△0.3%)

インド: 0.7% (0.0%)

その他: 9.5% (+3.4%)

  

【変動要因】 ()内の数値は、2024年年度末比

日本および米国((日)+7.7%、(米)△7.3%):
年初の投資方針に従い株式へのエクスポージャーを減らすよう心掛けた。一部株式を売却し、グローバルに投資する投資信託等を購入。結果、日米ともに株式の上昇率は高かったが、米国は他地域に比べエクスポージャー比率が減少。日本株については、比較的保有株式数の多かった金融株や一部の銘柄の値上がり幅が大きかったため、ポートフォリオにおける日本へのエクスポージャー比率が大幅に上昇した。

 

時価ベースでは、日本が+91.4%、米国が+34.4%上昇。米国向けは、変動幅が比較的少ない米ドル建ての国債・債券、優先出資証券およびMMF(現金含む)が47.2%占めていたため(2023年12月31日現在)、米国向けが相対的に大きく減少した(日本向けは、株式が中心であるのに対し、米国向けの約36%が債券や優先出資証)。

 

オーストラリア:
減少(△3.6%)。年間を通して追加投資は行わず。配当金受領による増加のみ。豪州発行体の債券の償還(米ドル建て)により、時価ベースでは、前年同期比△26.11%と減少した。

 

中国:
微減(△0.3%)。売買はなし。配当の受け取りのみ。時価ベースでは増加(+30.71%)。年初の予定通り中国への投資は基本ストップ。2025年については、4月以降状況によってEFTなど指数に連動する商品の購入を検討。

 

インド:
変わらず。時価ベースでは大幅増(+65.9%)。期初の目標に従い、ワールド・リート・オープン(毎月決算型のグローバルREIT)からの分配金でETFを毎月積立購入。インド株に割高感がでてきたことで、上昇率は日米株に比べ低かった。今後も同様のペースで積立てていく予定。最終的には全体の5%を目指す。

 

その他(グローバル):
大幅増(+3.4%)。期初の目標に従い、リスク分散の観点より、個別株よりグローバルに分散投資できる投資信託REIT含む)へのエクスポージャーを増やした。時価ベースでは、前年同期比+150.7%。特に、IPOからの利益の大半で高配当グローバルETFおよび高分配金の投資信託(毎月分配型)購入したことが主因。

 

【商品別】

 

※()内は、2024年年度末比

株式: 54.6% (+5.4%)

投資信託: 15.2% (△0.1%)

REIT: 9..3% (△1.7%)

債券: 0.5% (△0.4%)  

コモディティ: 0.5% (+0.1%)

ETF: 2.8% (+0.3%)

国債(米国): 3.1% (+1.9%)

MMF(現金): 12.4% (△1.2%)

 

 【変動要因】

総論:
投資のステージが変わったので、期中に、リスク許容度を見直し、投資方針を微修正した。資産規模の早急な拡大を目指すのではなく、リスク分散(リスク軽減)を優先し、株式(特に個別株)よりも分散効果の高いETF投資信託への投資比重を上げた。

株式の比率を下げて他のアセットクラスへの投資比重を高めるため一部株式を売却。個別銘柄への集中投資を減らし、投資信託ETFの購入を増やすことで分散化を図った。しかし、2023年同様に売却額以上に株式価格が上昇し、資産クラスの分散化は思い通りに進まなかった。

 

株式:
大幅増(+5.4%)。時価ベースでは、78.8%上昇。エヌビディア(一部)など、無配当で含み益の大きい個別株式を中心に売却。売却益を投資信託およびETFに一部振り分けることで、株式へのエクスポージャー(比率)を増やさないように努めた。

 

一方、安定的に高配当が見込める株式、もしくはリスク高めでも高成長が期待される企業の株式購入を心掛けた。高配当銘柄で、比較的集中投資していたセクター(金融など)の株式が大きく上昇したことで、株式残高およびポートフォリオ内に占める株式の割合は大きく上昇した。

 

投資信託 / ETF
投資信託が微減(△0.1%)、ETFは、微増(+0.3%)。エクスポージャー比率の変動は小さいが、REITとともに、2024年において最も追加投資をした商品。受取配当や売却益を原資とした追加投資を主因とし、時価ベースで前年同期比でそれぞれ54.9%および85.7%増加した。

 

 REIT
減少(△1.7%)。米国金利の高止まりおよび世界経済悪化懸念による一時的な価格の下落を覚悟しつつ、積極的に「米REIT」および「グローバルREIT」積み増した(長期的観点では買い場だと考えた)。

 

一方、J-REITへのエクスポージャーは、2023年度同様減らした(人口動態および災害リスク等を鑑み)。他の資産(株式)の価額上昇が大きかったため、追加投資にもかかわらずREITエクスポージャー比率は減少した(時価ベースでは、2023年年末より+35.9%)。J-REITは、利回りでみるとかなり魅力的な水準まで下がってきているので、2025年は少額ではあるが追加購入を検討する。

 

ドル建て債券・国債
増加(+1.5%)、時価ベースでは+13.1%増加。2024年は想定外に金利が高止まりしたが、債券ETFおよびみずほ銀行のドル建て債(新発)の購入により保有債券残高は増加した。

 

- コモディティ: 
微増(+0.1%)。毎月の金の少額積立以外、追加投資はゼロだったものの、円ベースの金価格の上昇により時価ベースでは40.6%増加した。

 

- 現金 / MMF
減少(△1.2%)。時価ベースでは、大幅に増加(+47.6%)。年初設定の目標(MMF(現金)+米国債/社債で20%~25%)に対し、17.6%(2023年末より△3.4%)。減少の主因は、株価の上昇が他の資産に比べ大きかったため。

 

【課題】










 

 

 

 

 

*1:15年後(2040年)までに、運用金額5億円相当(現在の物価水準で)にし、マンションの賃料、配当・分配金からのキャッシュ・フロー年間1,500万円に。

*2:外国株・外債除く

*3:来期は全月30万を上回る見込み

【English】Investment education (投資教育)

「【投資学習】息子への投資教育」の英訳版

kunco.hatenablog.jp

 

At the beginning of the year, I started teaching my eldest son about investing.

“Investment lesson” may sound a bit grandiose. However, it only involves having him engage in simulated index investing (utilizing an actual index) and discussing it occasionally.

It's a straightforward concept and depending on the investment outcome, will 
supplement his New Year's gift money with a small additional allowance.

- What we did was deposit his remaining amount of this year’s New Year’s gift as the investment capital at the beginning of the year.
- He can only reallocate his portfolio once a month if he wants (optional).
- Discuss the investment results and markets once a month.
- He will receive the deposited amounts with the reward on performance of the investments, with no decrease in case of negative returns.

1. Two primary reasons why I want my son to learn about money / investment.
Because I want him to gain knowledge about money (financial literacy). I'm hesitant to say it out loud, but I think money is very important. 

Money is not a goal in itself, but it is significant as a means to achieve objectives. Specifically, it greatly influences the number and quality of options available to you when faced with life's crossroads.

Money can be both an obstacle and a help in achieving your goal of living “a happy life”.

I would like (or “aspire for”) my son to lead a life where he is savvy with money, rather than being dominated by it. Hence, I consider it crucial to impart financial education on him from an early age.

Financial literacy is becoming increasingly important, as it will enable him to protect his interests and broaden his life options through asset building.

2. The world often seems rife with outrageousness, which, in my observation, is frequently linked to monetary factors. 

A good example would be Thomas Piketty's "r > g" inequality, which was a hot topic for a while.

This inequality asserts that the rate of capital return (Capitalization rate) in developed countries consistently exceeds the rate of economic growth (“GDP”), which is likely to result in an increase in wealth inequality in the future. 

In essence, the inequality indicates that the profits from investments surpass the earnings from labor.

I would like my son to consider what actions he can take amidst the given unreasonableness, rather than lamenting the world’s unfairness.

Rather than lamenting the world's irrationality, it's worth contemplating the steps one can take in the face of such intrinsic inequity.

3.  I would like him to recognize the relevance of his school education and the issues highlighted in the news to his own life. And I would like him to realize that learning should be regarded as both practical and beneficial.

Participation in some sort of investment(ish) activities may increase his alertness to daily news. Such enhanced attentiveness could lead to a growing interest in social issues, thereby encouraging the pursuit of knowledge driven by curiosity.

Rather than viewing investment as an abstract concept reported in the news, he will perceive global trends as intimately connected to his life. 

While things may not always go as planned, I believe that completing this cycle of engagement requires direct participation in investing. I consider that understanding investments will expand his interest and perspectives in this way.

The rationale for initiating financial education “now” is  
1)  "Returns on stock investments are time-dependent," which means the earlier you begin, the more advantageous it is.

I would like him to comprehend the impact of emotions on decision-making and the importance of "luck" and "patience."

I also expect him to make many small (monetary size) mistakes and learn from it along the way.

2)  Investment education seems highly relevant to my eldest son's junior high school entrance exam.

My son, currently in fifth grade, is preparing for the middle school entrance exam. 

The study material for the entrance examination is surprisingly broad and complex / challenging in scope. In addition, I found the depth of such subjects as social studies and science particularly impressive, which seems quite closely linked to investment.

I didn’t study much up until high school and acquired little knowledge by middle school. Therefore, after my career started, I frequently faced difficulties due to the lack of cultivation, especially when interacting with well-educated international customers.

I wish for him to understand the practicality of studying and to discover the joy of learning from an early age.

As a parent, I have numerous aspirations, but most importantly, I hope he will soon become a companion with whom I can discuss investing. In the future, I look forward to having conversations about investments over a drink.

I aspire for it to become a mutual interest with my son that offers tangible advantages.

【投資教育】息子への投資教育

年初より長男の投資教育を始めた。

投資教育なんていうとちょっと仰々しいけど、
疑似のインデックス運用(実際の指数を利用)を体験してもらい、
それについて時折話すだけ。
運用結果に応じて翌年のお年玉にちょっとだけ上乗せする単純なもの。

今年のお年玉の未使用分を投資元本として預かる。
銘柄の入れ替えは月末に一度だけ(しなくてもよい)。
月に一度くらい運用状況を見ながらゆるーく話をするもの。
翌年元旦に、結果に応じて預けたお金が増える(運用成績がマイナスでも減額はない)。

息子にも投資について学ばせたいと思ったのは主に2つの理由から

①  お金に関する知識(金融リテラシー)をつけてほしかったから。
   大声で言うのははばかられるけど、「お金」はとても大事だと思う。

お金は目的そのものではなく、目標を達成するための「手段」として重要である。
特に、人生の岐路に立った際の選択肢の「数」と「質」に大きな影響を与える。

お金は、幸せな人生を送るという目標を達成する上での「障害」にも、「助け」もなり得る。
「お金」に振り回されるのではなく、上手に「お金」を利用する人生を送ってほしい。
そのためには、お金について早めに知ってほしいと思った。

自分の身を守るため、「資産形成」により人生における選択肢を増やすため、
金融リテラシーは今後ますます必要になると考えた。

②  世の中は理不尽だと思うから。
理不尽さの多くは、直接的・間接的にお金に関係する(と個人的に思っている)。

一時期話題になったトマ・ピケティの「r > g」の不等式がよい例だ。
この不等式は、「投資による利益(資本収益率)は常に経済成長率(GDP)を上回る」ことを意味する。

つまり、誤解を恐れずに言えば、投資で得られる利益の方が、
働いて稼ぐお金よりも大きくなることを示している。

理不尽な世を嘆くのではなく、
所与の理不尽さの中で自分にできることを考えてほしい。

③ 学校で学んでいること、ニュースの話題が自分に関係あることだって知ってほしい。
学ぶことは面白いし、実用的であると知って欲しい。

投資っぽいことを経験することで、日々のニュースに敏感になる。
それによって社会に対する興味が深まる。
興味が知識の増加を促し、知識が雪だるま式に増えていく。

投資をニュースなどで聞く話(他人事)ではなく、
「自分事」として捉え、世の中の動きに敏感になる。

(理想通りに行くと良いけど)こうした循環は投資に実際関わらないとできないと思う。
投資を学ぶことで、興味と視野が広がるのではと考えた。

 

何故「今」なのか:
①「株式投資のリターンは時間の関数」であり、投資の開始時期が早い方が効果的。
感情が判断に与える影響や「運」と「我慢」が如何に大事かを体感して欲しい。
いくらでも「リカバリーできる」若い時期に、
(金額的な)小さな失敗をたくさんしてほしい。

②長男の中学受験の勉強内容との親和性が高そうだから。
長男は、中学受験に向け絶賛準備中の小学5年生。

中学受験の勉強は想像していた以上に範囲が広く、難易度が高い。びっくりした。
特に、社会(地理など)や理科の内容は深く、投資との親和性がとても高いと感じた。

私は、高校まで勉強を全くせず、中学校までに学ぶことを身につけていなかった。
そのため、就職後、自分の教養のなさに苦しんだ。
(特に)同僚や海外のお客さんとの会話の中でそう感じることが多かった。

勉強が何かの役に立つと実感することで、
早い段階から学ぶことは楽しいと気づいてほしい。
そして、お金の知識も含めた、「教養」を身につけて欲しい。


親としての思いは色々あるけど、
兎にも角にも投資話好きの自分の話し相手に早くなって欲しい(笑)
将来飲みながら投資話をしたい。

実益を兼ねた息子との共通の趣味になることを期待している。

 

【資産運用】2024年上半期

ポートフォリオ時価総額年初来推移】

2024年年初来増減率
  • 2024年上期実績: 主要ベンチマーク(インデックス※)のパフォーマンスを下回るも、年初来+16.27%増加と絶対値としてはまずまずの成績。
    ベンチマーク: 資産運用の実績を評価するための基準。
     通常、株価指数や債券指数などの「インデックス」が使われる。
  • 要因分析: 保有株式は主要インデックスを上回るパフォーマンスだったのが、変動幅の比較的小さい米国債および外貨建て債券並びに現金がポートフォリオの約23.2%を占めていたため(2024年1月1日現在)、ポートフォリオ全体では、主要インデックスのパフォーマンス(%)を下回った。自分のリスク許容度を鑑み、この結果は仕方がないものと考える。
  •  中期目標達成: 3月22日に運用金融資産が円換算で初めて3億円を突破(予定より2年前倒しで達成)。米株では、2022年1月より積立購入したエヌビディア(※NVDA:US)やマイクロソフト(※MSFT:US)、日本株では、エクスポージャーが大きい商社株およびメガバンク株の寄与が大きかった。
    ※「メタバース」関連銘柄として購入していたため、当初の想定と異なる理由での上昇だった。
  • 投資方針の微修正: 運用規模と月々の円建てでのキャッシュ・フローがそれなりに大きくなり、投資の目標達成が見えてきたので、(長期的な観点で)より着実に目標(※)を達成できるよう、リターンよりリスクを意識した運用に軸足を移すことにした。
    ※15年後(2040年)までに、運用金額5億円相当(現在の物価水準で)、マンションの賃料、配当・分配金からのキャッシュ・フロー年間1,500万円。
  • リスクの削減①: 個別株式へのエクスポージャーを減らし、分散効果の高いETF投資信託に軸足を少しずつ移し始めた。また、ドルの累積配当金(一部)でクレジット・スプレッド(米国債との金利対比)での妙味が大きかった中期ゾーンの高格付け社債ETFの「IGIB:US」を購入。
  • リスクの削減②: AIブームは当面続くと考えているが、どこかで調整も入ると思うので、近日中にエヌビディアの「投資金額相当分」を売却する予定。回収したドルでドル建て債券のETFを購入する予定。
  • 新NISA: 成長枠では、年初に「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489:JP)」を一括購入。こちらは購入時期がすごくよく、それなりに含み益が出ているので、売却を検討中。積立NISAは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にフルスロットル。
  • 今後:想定した以上に株式市場(日・米)の強い期間が続いている。一方で、どこかで調整がはいることを想定し、引き続き積立投資は続けつつも、有事に備え一部の個別銘柄の利益確定をすすめ、キャッシュを厚めにして次のチャンスを待つ。


【配当および不労所得の推移】

  • 実現利益は、前年同期比ベースで大幅減少(△25.7%)。昨年(上期)に初値で暴騰したIPOに大きく割当てもらえたため。当期は、IPOへの応募をほぼしなかった。下期は、銘柄次第ではあるが、例年通り応募する予定。
  • ①グローバルREIT(毎月分配型)の買増し、②低(無)配当銘柄から高配当銘柄への入れ替え、③配当金および譲渡益の高配当銘柄への再投資により、総受領配当金額が大幅増加(前年比+49.6%)。
  • 本年の目標であった、円建ての配当(分配金含み、外貨建て除く)のみで「毎月税引き後25万円以上」を達成 (月平均41.万円)。
  • 今年も賃貸収入込みで、(株式の譲渡益を除いた)税引き後利益1,000万円(※)の不労所得を達成できそう。
    ※他通貨での配当・分配金の円換算額を含めて

 

【地域別】

 

※()内は、前年同期比
日本: 40.1% (△1.1%)
米国: 45.5% (+1.4%)
オーストラリア: 5.7% (△0.9%)
中国: 1.3% (+0.0%)
インド: 0.9% (+0.2%)
その他: 6.5% (+0.4%)
  
【変動要因】 ()内の数値は、2023年年度末比

日本および米国((日)△1.1%、(米)+1.4%):
円安ドル高のため、日本への投資割合が減少する一方で、米国向けが増えた。一方、時価ベースでは、日本が15.1%、米国が22.00%それぞれ上昇。日米ともに株式のパフォーマンスが良かった。

オーストラリア:
減少(△0.9%)。配当金受領による増加のみ。上半期において売買無し。時価ベースでは、+1.7%と上昇したものの、ポートフォリオ全体の時価総額も上昇したため、比率が減少した。

中国:
変わらず(+0.0%)。上期における売買無し。配当の受け取りのみ。時価ベースでは大幅に増加(+17.71%)。年初の予定通り中国への投資は基本ストップ。2024年は追加購入しないつもりだったが、下期においては中国株からの受領配当額(累積分)を限度に追加投資するかもしれない。

インド:
微増(+0.2%)。時価ベースでは大幅に増加(+36.15%)。期初の目標に従い、ワールド・リート・オープン(毎月決算型のグローバルREIT)からの分配金でETFを毎月積立購入。積立による追加投資に加え、当該ETFのパフォーマンスが良かったためインドへのエクスポージャーが微増。インドは、やや割高感がでてきたが、長期的に考え、気にせず今後も同様のペースで積立てていく予定。最終的には全体の5%を目指す。

その他(グローバル):
微増(+0.4%)。期初の目標に従い、リスク分散の観点より、個別株よりグローバルに投資する投資信託REIT含む)へのエクスポージャーを増やした。


【商品別】

 

※()内は、2023年年度末比

 

株式: 50.8% (+1.6%)
REIT: 11.0% (△0.4%)
債券: 2.3% (+0.0%)  
コモディティ: 0.7% (+0.0%)
ETF: 3.2% (+0.7%)
投資信託: 15.8% (△0.6%)
国債(米国): 4.6% (△0.4%)
MMF(現金): 12.0% (△1.6%)

 

 【変動要因】

総論: 
年初の投資方針に従い、株式の比率を下げ、他のアセットクラスへの投資比重を高めるよう試みたが、株式価格の上昇によりポートフォリオ全体の時価評価額が上昇したため、むしろ株式へのエクスポージャーが増え、現金比率が減少した。

株式: 
増加(+1.6%)。時価ベースでは、22.1%上昇。年初の想定よりはるかに経済が強く、日米ともに保有株式株価が大きく上昇した。小さな調整はあっても、しばらく株の上昇は続くと個人的には思うが、引き続き個別株式の一部を売却し、投資信託およびETFに一部振り分けることで、個別株へのエクスポージャーを減らすように努める。ただし、長期的・安定的に高配当が見込める株式、もしくは高成長が期待される企業の株式については個別に購入を検討していく予定。

投資信託 / ETF
投資信託は変わらず(0.0%)、ETFは、微増(+0.7%)。ともに変動は小さかったが、投資信託およびETFへの追加投資(※)によりは時価ベースで、2024年年初よりそれぞれ18.0%および52.5%増加した。下期もリスク分散の観点から、投資信託ETFへの投資比重を上げていく予定。

 REIT
微減(△0.2%)。期初目標に従い、米国金利高止まりおよび世界経済悪化懸念による一時的な価格の下落を覚悟した上で積極的に「米REIT」および「グローバルREIT」積み増した(長期的観点では買い場だと考えている)。米国の不動産指標は悪化しているが、一方、J-REITへのエクスポージャーは減らした(人口動態および災害リスク等を鑑み)。他の資産クラスが好調だったのに対し、REIT軟調に推移したため、追加投資元本に対し、エクスポージャー比率は減少した(時価ベースでは、2024年年初より+14.04%)。下期においても、積み増していく予定。

ドル建て債券・国債
減少(△0.4%)、時価ベースでは12.12%増加。時価ベースの増加は、ドル建て債券の追加購入と円安ドル高によるもの。下期においても債券ETFを追加購入する予定。

2024年もエクスポージャーをあまり気にせず、利息によるキャッシュ・フローの絶対値を取りに行く予定(※金利による価額変動は気にせず、利回りを見ながら今後も追加投資を検討)。
※逆に、金利下落により債券価額が大幅上昇した場合の売却もありえる。

- コモディティ: 
追加投資はゼロだったものの、円ベースの金価格の上昇により時価ベースでは、27.51%増加した。

- 現金 / MMF
減少(△1.6%)。実質ベースでは、増加(+4.75%)。年初設定の目標(MMF(現金)+米国債/社債で20%~25%)に対し、19.0%(2024年年初より△2.0%)。減少の主因は、株式の売却が想定より進まなかったことと、他のアセットクラスのパフォーマンスが良かったため。下期は、現金を積上げることを基本としながらも、調整局面には長期投資対象の割安銘柄の購入も検討したいと考えている。
 

【課題】

日米ともに株価上昇局面であったため、結果としては問題なかったが、株式へのエクスポージャーの削減は計画通りにいかなかった。想定以上に強い株式市場と米国の金利高止まりの長期化など、市場環境が年初の想定と大きく異なっていたため、ポートフォリオのリバランスをうまく進められなかった。いつかは利下げや市場の下落局面が来ると思いつつも、上昇トレンドの恩恵を少しは受けられるよう、引き続きリスクの属性を見極めながら、機動的にポートフォリオを組み替えられるようにする。2024年後半もデータ次第で難しい年だと思われるが、長期分散投資を行っていることを常に意識し、短期的な変動に一喜一憂し、自分で定めた投資ルールを破らないようにしたい。

 

【雑感】 新NISAへの不満

最近、新NISAを始めたことを後悔する声がSNS上で増えているらしい。
中には騙されたと恨み言を言っている人もいるみたいだ。
※参照:https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000346881.html

 

4月のアノマリーとは裏腹に日米ともに市場は滑落。
一時41,000円を超えていた日経平均が、
4月26日(終値)で37,934.76円まで値を下げた。

米国のインフレの長期化と金利高止まり懸念に加え、
地政学リスクの高まり(中東情勢の緊迫化)などにより株価が下落した。

原因が何であれ、株価は変動する。ずっと上昇(下落)し続けるわけではない。
ボラティリティが高い時こそ、長期的な視点で考えることが大切だ。

投資で特に大事なことは、
①余裕資金で投資すること、②時間を味方にすること(長期投資)、
③投資ルール(目的を含めた投資方針)を守ることだと思う。

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新NISAが税法の観点からお得なのは間違いない(*1)。
ただし、前提としてうまく「投資」できていればだ。

「儲ける」ために投資判断をするのは自分自身で、
他の人が責任を取ってくれることはない。

そもそも「フリーランチ(Free lunch)」などは基本存在しないのだ。
簡単にお金を儲けられる方法があるとして、
なぜそれを他人に教えようと思うのか。しかも無償で。

投資は自己責任であるから、
自分が納得できるレベルの知識を持って投資すべきだと思う。

もし特定の人を信じて、そのアドバイスに従うという判断をしたなら、
判断をした自分が責任を取るべきで、信じた相手を恨むのは筋違いだ。

なお、世界一の投資家と評されるウォーレン・バフェット氏は、
2017年CNBCの番組(「On The Money」)で、
一部の人(※)へ「S&P500」への投資をすすめている。
※プロでない人。もしくは、知識、または時間がない投資初心者

バフェット氏は、
「S&P500」を低コストのインデックスファンドで継続的に買うよう勧めている。
更には、マーケットの変動にかかわらず、その方針を維持すること、
特に、市場が低迷している局面でこそ買い続けるように伝えている。

“Consistently buy an S&P 500 low-cost index fund.”
 “Keep buying it through thick and thin, and especially through thin,”

他人のアドバイスを参考に投資するのであれば、
その方の立ち位置も含めアドバイス内容を吟味し、
納得した上で、自分の判断として投資すべきだと思う。
(それもうまく投資を続けるための要件の一つだと思う。)

他人は結果に責任をもってくれやしないことを知るべきである。
自分以外結果に責任をとれる人はいないのだから。


【ご参考:テレ朝ニュース】

株価大幅下落で新NISA「損切り民」が続出?

[2024/04/25 22:06]

株価大幅下落で新NISA「損切り民」が続出? (tv-asahi.co.jp)

 

 株価が25日も値下がりし、一時は4万1000円を超えていた日経平均ですが、その高値からは3000円以上、値下がりしていて、新NISAを始めたことを後悔する投稿も相次いでいます。

 

 25日、日経平均株価は24日より831円余り下げて3万7628円。再び3万8000円台を割り込みました。

 

 異変が起こったのは19日。終値が3年ぶりに1000円以上、下落したのです。要因は中東情勢の緊迫。イスラエルによるイランへの攻撃の報道を受け、一時1300円以上、下落しました。

 

 今年に入って上昇を続け、一時4万円の大台を突破した株価。さらに、より投資が身近になる新NISAが始まり、投資熱が高まるなかでのこの大幅下落。SNSには悲鳴にも似た声が…。

 

Xへの投稿

「毎日、資産が減り続ける。NISAは何かの陰謀か?」

「貯蓄より投資と言われてだまされた。もうかるって言ったじゃないか」

 

 資産運用の後押しは岸田政権の肝煎り(きもいり)政策。その岸田総理は先週、学生など若い世代の投資家と対話していました。

 

岸田総理大臣

「新NISAスタートしたわけですが、このNISAの有り様について皆さんはどんなふうに思っているのか」

 

参加者

「正しい情報の見極め方を学べる環境、疑問に思ったことをすぐに相談できる環境が必要だと思っています」

 

岸田総理大臣

SNSを利用した投資詐欺やフィッシングによる被害、これが今、急増してもいます。改めて安心して投資を行うことができる環境整備、これは政府にとっても大きな責任であると」

 

 資産形成のため、どのような金融教育が必要なのか。そんな話し合いをした矢先の大幅下落でした。

 

 各国の経済状況や国際情勢など様々な要因で上昇、下落する株価。そう、重要なのは情報と教育。YouTubeSNSインフルエンサーなどが様々な情報発信をしますが、一体何を信じればいいのか。




 




*1:損益通算ができないなどのデメリットもある

【株式投資】4月のアノマリー

アノマリー(Anomaly)とは、現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のこと(SMBC日興証券HPより*1

 

アノマリーは、相場で確認される経験則(傾向)で、
合理的な因果が不明なものをいう。

 

「1月効果」や米株の「Sell in May(5月は売り)」や「中間選挙後は株高」が有名。

 

星座の動きや干支と株価などがその典型。
単なる偶然のものも多い。

 

また、季節要因(税金や決算などのイベント要因)に関するものも多く、
証券会社のレポートやメディアでアノマリーが引き合いに出されている。

 

「4月」のアノマリーは、「海外投資家の買い越しが大きい(*2)」。

 

3月決算の多い日本の機関投資家は、決算対策の関係で、
期末に向けリスクを落とす(株式等を売却する)傾向にある。

 

その反動で4月は「リスクオン(株式等の購入)」に振れやすい。
この傾向を見越した「海外投資家」が4月に株を買う傾向にあるというもの。
※2002年以降(コロナ禍の2020年を除く)、海外投資家は全て買い越し。
 (ご参考: https://nikkei225jp.com/data/shutai.php

 

アノマリーは偶然で、合理性はない。
でも、アノマリーはわかりやすく、相場追認の理由に使われやすい。

 

市場は、相場上昇時には上昇した理由を、
下落時には下落した理由を後付けで探す。

 

相場変動要因の理由説明としてアノマリーはキャッチ―でわかりやすい。
何となく納得感があり受け入れやすい。

 

それがメディア等で流れるから、
それを信じて更に相場が追随する。
結果、市場が自己実現的な動きをすることもある。

 

今、日米ともに株高がすごい。
日経平均株価は34年ぶりに史上最高値を更新し、
「NYダウ平均株価」や「S&P500」も史上最高値を更新し続けている。

 

3月末時点でのポートフォリオ時価が大幅に増えた。
上昇率は日経平均に劣るが、金額ベースでは3,000万円以上増えた(*3)。

 

これまでの歴史が示すように株価は長期的に上昇するものだと信じている。
一方で、一本調子で上昇することもないと考えている。

 

「山高ければ、谷深し(*4)。」


いつ調整があるかは、わからない、
でも、そう遠くない未来に大きな調整が起こりえると思う。

米国大統領選をはじめとし、不確定要素が特に多い今年こそ、
キャッシュを厚めにし、(暴落した場合の)リスクとチャンスに備えたい。
※長期投資目的では配当金による毎月の積立投資(再投資)を継続

 

たとえ偶然でも、
4月がアノマリー通り海外投資家の買いで日本株が上昇したら、
短期売買目的で購入している株式(※)の利確を進めようと思う。
ポートフォリオ全体の3%程度

キャッシュポジションを増やし、
(暴落した場合の)絶好の買い場に備えたい。

 

kunco.hatenablog.jp

*1:アノマリー│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券 (smbcnikko.co.jp)

*2:「10月末買い・翌年4月末売り」戦略の根拠

*3:含み益は幻だとわかっていても、テンションは上がる

*4:高騰が激しければ、その反動暴落も激しいものであるという教訓

【FOMC(2024年3月)】

3月9日のFOMCで、政策金利を5会合連続で据え置くこと(5.25~5.5%)を決定。
声明文では、政策金利の維持、24年の利下げ回数見通しの維持が示された。

 

FOMC声明】

今年の年末時点の政策金利見通しの中央値は前回同様4.6 %。
また、一部で修正が予想されていた、年内3回の利下げ見通しも維持した。

 

一方で、今年年末の実質GDP成長率の見通しを2.1%と、
前回の1.1%から大幅に引上げ、強い経済活動が続くとの認識を示した。

 

https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20240320.pdf

 

【Press Conference:パウエル議長の会見発言要旨】

  • 全体的にハト派寄りのコメント。
  • 消費者物価指数の上振れは季節性要因によるもので過度な警戒は不要。
  • 失業率が今後上昇するとの見方を示唆。
  • 年内利下げ開始が適切との姿勢を再表明。
  • 保有資産の圧縮ペース減速を比較的早く行う意向を示す。

 

※参照「Federal Reserve Live March 19, 2024」:

www.federalreserve.gov

 

パウエル議長の会見での予想以上に「ハト派」寄りの発言により、
安心感から金利低下、株高で反応した。

 

会見では、市場予想を上回った1月と2月のインフレ指標に懸念を示したものの、
季節性要因によるもので、過度な警戒は不要との見方を強調した。

 

量的引き締めのペース減速については、
「そう遠くない時期」に始まるとしたものの、
具体的な時期については明言しなかった。

 

 

政策金利見通し(ドットチャート)】

(出典:FRBのデータ(※)を当方で加工)

 

FOMCを受けた今後の投資スタンス】

2023年年末から来年初にかけて利下げ(とそれによる円高)を見込んでいたが、
想定した以上に米金利の高止まりが続きそう。

 

明確な政策変更になるまでは、
年始の投資方針に従い、保守的な運用を心掛けたい。

 

 

kunco.hatenablog.jp

 

 

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