【資産運用】予実分析(2024年度/2023年度)

【2024年度】(有価証券運用利回: 実現利益ベース)

 

予算(括弧内は昨年度実績): 2.32% (2.54%)

昨年度実績: 4.58% (達成率: +80.33%)
※昨年度実績:「【昨年度(2023年)】実績分析 (有価証券運用利回)」参照

 

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2024年度目標:

  • 投資目標(①配当・分配金からのキャッシュ・フロー確保および②保有資産の時価総額の最大化)を達成すべく、状況に合わせポートフォリオを組み替える。
  • 2024年は、米国高金利による景気後退の顕在化リスクに加え、世界的な選挙イヤーでもあり*1、不確定要素が多いため、昨年以上に保守的な運用を心掛けたい。
  • 現在の米金利高およびその将来的な利下げを見越した、ディフェンシブ銘柄や分散効果の高いETF投資信託)を投資の主軸にする。また、株式(個別)に関しては、基本、悲観シナリオをベースに運用する。
  • 世界全体が悲観に陥った際に「攻めの投資」ができるよう、キャッシュを常に厚めに持つよう心掛ける。
  • 投資目的に合っているものは、ビジネスモデルとその見通しをよく吟味して積極的に投資するようにする。(長期保有前提の投資については、短・中期的に含み損が出ることを覚悟して投資)

 

 

 

  • 現金比率:

引き続き市場悪化に備え、現金を積み増す。米国債および高格付けの短期社債(3年未満)は現金と同等の扱いにし、MMF(現金)+米国債/社債で20%~25%維持することを目指す(期初:13.6%(現金)、5.0%(米国債)+2.4%(社債)、20.9%(合計))。

 

  • 債券:

2023年までに十分に債券は購入したため、大きく米金利が下がった場合には、長期米国債の売却を検討。基本的には、あまり追加とうしする予定はないが、米国利下げ決定前までは、金利動向によっては、①米ドル建て投資適格社債ETF(利回り4.5%程度で検討)、②キャピタルゲインを狙いで年限長めの米国債ETF購入を検討。

 

  • 株式:

日本株) ①株価下落時に高配当ディフェンシブ銘柄を中心に投資。ただし、投資資金を追加投入することなく、各証券会社口座内の資金(配当金含む)の範囲に限る。②特定銘柄(商社株、メドピア、M&Aキャピタル)については、株価と業績を見ながら短期売買での譲渡益獲得を目指す。③引き続きメイン証券(2社)の営業との関係を強化し(お付き合いでの投信購入含む)、IPO割当率を上げてもらう(昨年実績:応募11件中割当は、4件。)。ただし、昨年10月からのIPOルール変更による影響を見極めるためにも今年はIPOへの応募額を少し小さくする予定。

 

(米国株) ①追加資金を投入することなく、既に保有するドルおよび配当金・売却金(累積額)のみでの投資に限定。②投資対象銘柄は、新規は、高配当ディフェンシブ銘柄のみ。既存投資銘柄は、本当に割安で業績に問題ないと思ったもののみ購入を検討。③米国利下げ開始時にS&P(インデックス)購入検討(状況によってはNASDAQも)、④個別銘柄で、「McCormick & Company Inc(MKC)」に関しては、上記①の予算に関係なく、株価が下がったら買増していきたい。

 

これまで通りグローバルREITを積立購入。毎月の購入額は昨年よりも減額予定(月平均 30万円 → 10万円程度に)。ただし、米国金利と景況感により柔軟に追加投資も検討。仮にREIT市場が大きく崩れたとしても、長期的な買い場であると考えるため、追加購入はあっても売却はしない。日本のREITは、積み立て分(iDeCo)を除き、原則増やさない。価格変動、運用利回り、(セクターごとの)業績に応じて、既に保有して いるREIT間でスイッチするのみにする。

 

インド株式指数に連動するETF(1678: JP)の積立投資(手動)を継続。ただし、1年を通じ、受領配当金およびFXでの実現利益の範囲内での投資に抑える。

 

  • FX:

2022年の失敗分(2023年年初にも繰越ポジション有)を2023年年末に全て清算。ルールを守れば絶対に勝てると思っていたにも関わらず(今もそう信じている)、再三にわたり当該ルールを逸脱し、損失を膨らませた上、2023年末まで諦められなかった。結果、2023年も傷を広げただけだった。

2024年は、原則を「絶対」に守り、追加資金を投入しない。高い授業料(2年間(2022/23年)の実現損失300万円弱。これまでの累積では「+」)だったので、今度こそ「学んだ」ことを証明したい。

今年は、FXの運用成績もKPIに戻し、自分のルールに忠実に従い取引をする(利益を出したら、その大半をETF(インド)を購入にまわし、FXへのエクスポージャーを過度に増やさない)。昨年はKPIから外したことで、自分に「より甘くなる」理由を作ってしまったと思う。とにかく、ルールを守る。今年はこれに尽きる。

 

 

【昨年度(2023年)】実績分析 (有価証券運用利回)

 

予算: 2.54% 
実績: 4.58% (+80.33%)

 

期初目標(2023年)と結果:

- ①配当金・分配金の受領額および②保有金融資産の時価総額は、前年同期比それぞれ+26.6%および+18.2%増加。

- 価格変動リスクの低い債券、(分散効果の高い)投資信託ETFへの投資比率をを増やしたにもかかわらず、資産価額の上昇率は想定以上の出来だった。

- 一方、個別株式の売却(エクスポージャー減少)が予定通り進まなかった。

- 今後来るであろう下落局面に備え、2024年は「現金比率」の向上に特に注力していきたい。

 

 

*1:今年は世界人口の半数以上が投票する「選挙の年」(台湾から始まって、インドネシア、インド、ロシア、メキシコ、韓国、アメリカなど)