先日読んだ本(※)の中で「運とリスク」について書かれた章があった。
※The Psychology of Money: 一生お金に困らない「富」のマインドセット
「人生は個人の努力を超えた大きな力に左右される。」とその本はいう。
運とリスクの本質はよく似ているが、両者ともに測定するのが難しく、
受け入れるのが難しいらしい。
「世の中には運とリスクが大きな影響を及ぼしている。」ことを十分に理解したとき、
私たちは自分を含む誰かの経済的な成功や失敗は、
見せかけほどに良いものでも悪いものでもないことに気づく。と結論付けている。
自分は基本的には「運が良い」人間だと思っている。
友人と「運」について話し、
「運が良い」について少し考えてみた。
結果、「運が良い。」と思えるかどうかは、
①過去を振り返った際と②将来の自分を想像した際に、
現在と将来の自分の在り方をどう捉えるかによると思った。
①は過去の選択が良かったかどうかも含めた現状の満足度(納得感)であり、
②は現在を起点として、将来の希望が持てるかどうか。
言い換えると、①は過去に自分がとった選択や努力への自己評価であり、
②は、今取ろうとしている選択や努力に対して自分がどう考えているかである。
①も②も現在自分の立ち位置をどう思っているかが大きな影響を与える。
特に働いていた時、辛くて、不幸だと感じる時があった。
それでも「運は悪くない(基本、良い!)。」と思えたのは、
自ら誤った選択をした場合も、不運にも耐えがたい環境に置かれた場合にも、
「悪くない(そこそこ良い)結果」に「今」がんばれば行き着くことを体感として「知ってる」のだと気が付いた。
「絶対的に運が良い」と思えるのがベストだけど、
「自分は運が良い」と思えるような生き方をしたい。